2e214155.jpg某TV番組で桐の角を金づち打って凹ませ、それを、水とアイロンで元通りにするということをやってました。私らにとっては何の不思議でもないのに、出演者の方々は、 おーーーー!!丸でマジックでも見ているよう、と感嘆してありました。

当方の桐たんすでしたら、ティシュに水を含ませ、凹んだ所に一晩貼っておく、てっとり早くやりたい方は、 水を含ませた布を凹んだ所に当てアイロンかけすれば、どこが凹だったか分からぬくらいに元に戻ります。(他社の製品では絶対にやらないで下さい。シミになりますから)

また、桐の茶托を、とある日本料理店で10年以上使っていただいてますが、桐のどこが、いいかを尋ねたところ、テープルにキズが付きにくい一番いいと、おっしゃってました。それまでは、漆ものや、ケヤキものを使っていたそうですが、テープルの方にキズが付くし、茶托自体も段々傷んでボロボロになっていたそうです。それが桐の茶托だと、テーブルにもキズが付かず、茶托が湯飲みで凹んでも、水洗いしたら元に戻るし、使い込んだ〜〜という風格も自然とでで、とてもいい、と言われました。

桐という材は、人にも他の製品に対して、たいへん優しい材です。また、すこぶる復元力もあるのです

総桐箪笥和光(桐たんす百報)