私らは、桐たんすを、運ぶとか移動するのは日常ですが、一般の方は慣れないこともあり、ちょっと移動するだけでも、ハアハアフウフウと、めちゃめちゃお疲れになったりします。中には、腰を痛めたりする方もあります。
そこで、プロが教える、家具(たんす)の楽なたんすの運び方を伝授します。
まず、たんすを触る前に、手をよく洗いましょう。汚い、お手手ではいけません。汗かきの人は、腕の部分が直接たんすにあたらないように、長袖がよろしいかと。なお、手袋するなら、白いゴム付きものをお勧めします。
さて、運ぶ際、最初にやるベキことは据える場所までのルートの確保です。玄関の植木とか、履き物は、なるべくどけておきましょう。ドアもとれるようでしたら、とっておきましょう。額、蛍光灯等の突起物も確認しておきましょう。
壁にぶつけないコツは、直角→直角に曲がって進むことです。円弧のように曲がると、たんすを壁に当てやすいのです。角に来たら戦車になった気分でその場で接地旋回。直角→直角に。
玄関から入れる場合は、家具用布団(古い毛布を2枚重ねで代用できます)を、敷き、台車から引きずり降ろします。家の中は、その布団ごと、ズリズリ押していきます。少々の段差も、たんすを傾けて乗り越えていきます。曲がる所は、直角→直角です。
据える場所まで、移動したら、毛布を取りますが、かかえる必要はありません。まず、片方にぐっと、たんすを傾けます。そして下に引いている毛布を、できるだけかき出します。そのあと、反対側に傾け、残りの毛布をかき出します。あと、たんすを少しずらして、据付完了です。ずらす際に、できるなら、床を痛めないように、少し浮かしなが
ら据付ます。
この方法は、家具(たんす)以外の重いものを移動したりするのにも重宝します
基本的な持ち方 たんすの前面と、裏側に手のひらが当たるようし、たんすを腕で挟み込むようにします。 こうすると、たんすがグラグラしません。必ず二人とも同じことをします。片方が怠ると、お互いめちゃめちゃ持ちにくく、重く感じるのです |
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階段上げ 下の方は、頭をたんすに当てながら押し上げます。上の方は、傾きを調節します。急がず、一歩一歩、一段づづゆっくりとあげます。 階段が広い場合は、下2名、上1名。 または、上2名、下2名で行います。 |
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マンションあたりの玄関では 台車から、家具布団へ直接移動します。 |
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曲がり角は、直角直角に押していきます。 家具布団をちょっと、持ち上げれば、 小さい段差なら、へっちゃらです。 |
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設置場所に到着 | |
傾けて家具布団を片方取ります | |
反対側も傾けて取ります | |
あとは微調整です。 |