火災に遭われた桐たんすを再生(洗い・リフォーム)致しました。
ご覧の通りで、1/3は燃え掛かってましたが、きれいに仕上がりました。

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こちらは、三味線箪笥です。
彫刻を削り取ったら意味がないので、慎重にカンナとサンドーペーパーで仕上げました。天板の角が燃えて無くなってましたが、きれいに仕上げることができました。

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ついでに頼まれたのが囲碁版。
桐箱のカバーを掛けてあったので、その角が少し燃えかかってました。少しカンナをかけたら、白い木地がでてきたので、面取りをしてサンドペーパーで仕上げました。桐箱をかぶせてあったので、碁盤の上面は無事。下側は、煤てました。そこはサンドペーパーして、透明塗料で仕上げ、元の感じと同じに仕上げました。(上面は加工しませんでした)
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なお、桐たんすに入っていた衣類、三味線箪笥の中の三味線などは、無事だったそうです。桐箪笥は、発火点も高く、また、一旦、炭状になってから発火するということで、燃えにくい材でもあるのです。

箪笥の歴史をふり返れば、江戸時代に大火があり、当時は車箪笥が主流。それを一斉に持ち出した為に、渋滞がおき、そこに火がついて、さらに大きな火災なったそうです。それで、幕府は車箪笥を禁止。そこで登場したのが、軽くて、燃えにくい、"桐たんす"だったです。