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"けいてんあいじん"と読みます。

常に公明正大謙虚な心で仕事にあたり

天を敬い、人を愛し、仕事を愛し

会社を愛し、社会に奉仕する心

当社の基本、当社の社是です。先代の故会長(おやじ)が、決めたものです。

この社是がどうしてできたかといえば、個人事業所から法人になった、30年ほど前にさかのぼります。某新聞に広告をしようと、それも単発でなく、年間計画として。某新聞提携の広告代理店がやってきました。そして言われました、「私らも、ちゃんとした広告提案をしたい、御社の社是、社訓ありましたら、それもお聞きしたい」と。熱心な営業マンで、言われれば確かに、広告するのに、会社の方針も知らないでは、めくらで鉄砲打っているのと同じ。広告は会社の表玄関であり、いろいろなことを加味して広告を考えるのはもっともなこと。

しかし、、、、だが、、、、です。

当時、社是も社訓もなかったのです。言われてショックでした。営業マンは、当然それは"ある"という前提で話されたので、「ありません」といえずじまい、次の機会にお渡ししましょう〜と、繕った感じになってしまいました。次に会うのは2週間後、故会長(おやじ)、故社長(おふくろ)、それに、私と、侃々諤々(かんかんがくがく)。社訓は早くできたのですが、社是が思いつかない。

何日か後、故会長(おやじ)が、これに決めた!と、書いて持ってきたのが「敬天愛人」。西郷隆盛の座右の銘。ひとことで言えば、"お天道様はお見通しだよ"ってこととなりますが、解釈を、社員にも、対外的にも、分かり易いものにと書き加えました。


当社の事務所に一枚、自宅の客間に一枚と、二枚の書は、親父の直筆。仕事でも、家庭でも、これを大切に生きて欲しいと願いが込められているものと思っています。