「焼桐の箪笥を又、焼いて出来ますか?」と電話をいただました。「えっ!?です」。焼桐を焼桐に再生(洗い・リフォーム)という話は初めて。状態を見ないと何とも言えないとお答しましたが、直ぐにでも発送するような事を言われましたので、送る前に、写真をメールで送ってくださいとお願いしました。
しかし、メールやったことが無いと言われたので、どなたか、メールの出来る人はいませんかとお尋ねすると、「知り合いに頼んで、何とか送ってみる」との事で、写真を撮るポイントお伝えしてメールで送っていただきました。
メールの写真を見ると、焼桐ではなく、普通の砥の粉塗り。経過年数から普通の痛み具合。お客様に、再度確認していただくと、元々白かったので、白っぽい方が良いと、言う事でした。もし確認もせずに、そのまま焼桐で仕上げていれば、お客様もビックリされた事と思います。
再生(洗い・リフォーム)の場合は、デジカメで写真を撮りメールに添付していただければ、大方の見積はできます。よろしくです。
メールはここから。12時間以内に必ず返信します。
削り直し
先日納めました、某個人ユーザーの再生(洗い・リフォーム)した桐たんです。 写真のごとく上が、再生(洗い・リフォーム)前、下が再生(洗い・リフォーム)後。 お客様からお預かりする時に、ご説明しご納得いただいてお仕事させていただきました。 仕上がって、「いつ、お届け致しましょうか?」とお電話した際に、値切り交渉をされました。お預かりする際に、ご発注書に価格を提示し、サインもいただいてます。 仕上がりに不安を持たれたような感じでした。もともと、上のように金具はサビ、小キズもたくさん、板割れもあり、見た目もみすぼらしくなっていたので、説明はお聞きになったものの、出来上がるまではご心配はごもっとこと。 「まぁ、仕上がりをみて下さい」と、返答して、お届けしましたが、私らが最初の一段を車から出したトタンに、その仕上がりに良さにビックリ。 お部屋に、3つ重ねて据えました、しけじと見て、さらに感心。 おばあちゃんの形見の箪笥ということでもあり、生まれ変わったように美しくなった箪笥をみて大感激されました。 値引きということを、電話口では言われましたが、お支払いの際は、そういうことは一切言われず、きれいに頂戴させていただました。 洗い(再生)は、帰ってくるまで心配ますが、このように、私らの、経験と技術はダントツです。ありがとうございました。 |
某大手家具メーカーのご自宅の桐たんすです。点々とカビは生えているは、手垢はついているは、汚れているわで、他社の桐たんすの特長?がよくでてました。餅は餅屋で、うちの方に、ご依頼があり再生(洗い・リフォーム)致しました。
もちろん、特許の表面特殊加工で仕上げました。こちらでも、あまりに美しくなってきたので、ビックリ仰天されました。
お客様のダイレクト声をお聞きして、今後の製品作りに生かそうとするものです。99%は感謝とお礼のお手紙で、社員と一諸にみては感激しています。1%は質問などです。
今日も一通返信されてきましたが、もうかなり前に使わなくなった封筒。一瞬間違いかと思いました。お名前と原簿を照合したら12年前に、桐たんすの再生(洗い・リフォーム)をされた方でした。タンスを整理していたら、封筒が入っていたので返信しましたということでした。
「みすぼらしかったタンスが見違えるほどになって帰ってきて、私もビックリ、主人の姉妹達もビックリ、友達もビックリで、いまでも貴社の技術力の高さに感嘆してます」という内容。
12年というと、一般的な家具でしたら、お古です。しかし、再生(洗い・リフォーム)とはいえ、、ごく最近、再生(洗い・リフォーム)されたかのように、感激されていることに驚き、いい仕事をしていれば、分かる人には分かるんだ〜と、たいへん嬉しく思いました。
桐たんすの再生(洗い・リフォーム)ですが、現在きているのは、おおまか50〜60年前のもの。おばあちゃんの形見と言われる方がほとんどで、新築したものの、これだけは捨てられない、かと言って、汚れて見すぼらしくなっているから、きれいになるなら、とご相談があります。
お任せ下さいです。私のところでは、原型を崩さず、なるべく材も加えることなく再生(洗い・リフォーム)することを基本にしてます。
角が潰れている所は、その部分だけに材を埋めます。側板の割れ、前板の割れも、そこに材を埋めていきます。腐れた部分は、その部分を取ってから埋めます。場合によっては補強したりもします。そしてカンナをかけます。表面特殊加工の塗装をします。それにより、さらに20〜30年くらいは長持ちします。
金具も磨いてスプレーでメッキします。これも結構手間がかるのですが、新しい金具を付けると、穴の位置が違っていたりして埋める必要もあります。でも、それ以上に困るのが新しい金具の違和感。以前は新品の金具に取り替えてましたが同じものはありません。それで別の金具となりますが、なんだか別物の桐たんすようになってしまって、私ら自身納得できない仕上げとなってました。
しかし、金具も再生するようになって、しっくりとくるようになり、お客様にもたいへん好評です。(どうしても金具が揃わない場合は新品の金具となります)
素材をなるべく壊さないで再生(洗い・リフォーム)するのは、高度の技術がいります。手間も時間もかかります。しかし、持ってきたおばあちゃんの愛情や愛着がより残るのは、この方法が一番だと思ってます。
再生(洗い・リフォーム)したものをお届けすると、ほとんどの方が、その仕上げの美しさに驚かれます。中には凄く感動され、感涙される方もありました「おばちゃんとまた一諸に暮らせるみたい」とか「おばあちゃんが生き返ったみたい」とか。
私らの、桐たんすの再生(洗い・リフォーム)は、お客様の期待以上の仕事を目指してます。
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母の形見の桐のタンスを再生していただきました。
届きました時は、本当に新品となり驚きました。
皆様の仕事に感心致しました。最初は洋間でしたので、どうかしらと
思っていましたら、段々となじみ今では、モダンな色づかいにプロの
方が考えられたと納得しています。
丁寧な仕事根気のいる仕事でしょう。ありがとうございました。
母が結婚して私の所に届いた大切なタンスです。大事にします。
本当にありがとうございました。匠の仕事に幸あれと願います。
−福岡市 二宮様より−
写真は、再生品を逆さにして底の部分が見えているのですが、こういう見えない部分も、しっかりと補強して、よの長く使っていただけるよう作業します。
再生(洗い・リフォーム)は、年々増えてます。代々受け継がれる家具というのは、そうはないと思います。桐という材は狂いが少ない材でので、リサイクル可能な家具です。
漆の箪笥の再生は、やらないと言ってましたが、知人の紹介で断われませんでした(^^;)この漆の箪笥は、一間あって上下に2段、下段は左右に2つ分かれてました。写真はその片方ということになります。金具もたくさん付いてます。お陰で、再生には、たいへん手こずりました。
この箪笥は、持ち主のおばあちゃんのもの。肩身という訳です。扉の奥に、簡単には引出が開からないようになってましたが、お預かりの時に、私が説明しながら開けましたところ、この仕掛けに奥様ビックリ。
下記は、お見せできる一部ですが、下の引出は7回操作をしないと、出ない仕掛けになってます。
1.再生したらこんなにきれいに | 2.まず扉を開けて、 |
3.引き戸を右に | 4.2段の引出があります。 |
5.ホニャララやって、 |
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再生、リフォーム、削り直し、リペア、洗い、と言い方はいろいろだけど、ますます増えてます。数年前までは、一時的にやっと終わった〜と、全部完了していたのですが、昨年の中頃から、切れることなく入ってきてます。こないだなんか、1棹配達し、帰ってきたら6棹もトラック満載で持ち帰ってきてました。
私も一諸に、集荷に行ったりしますが、先日は、一間たんすの3段重ねの下の部分だけというご希望で、5階立ての家から、階段でえっちらほっちらと持って降り、車が横付けできなかったので、それから、また300mほど、えっちらほっちらで積み込み、あと、台輪があったよな〜〜で、また、5階まで。そしたら、やっぱり全部やってと、頼まれてしまいました。
再生(洗い・リフォーム)の場合、出来った製品をみるとお客様が感動をされます。通常製品とはまったく違う感慨があるようです。おばあちゃんの箪笥だったり、お嫁入りの箪笥だったり、これだけは残して置きたい、でも、ちょっと汚くなっている、できればきれいにしてやりたい、ということで頼まれます。
新品みたいに仕上がってきたのを見ると、ふぁ〜〜〜〜、とそれは感嘆の声。ほんとにビックリされます。私の所では、新品並みに仕上げますが、それだけでなく弱い部分は補強したりして、さらに長く使っていただけるように、見えない部分も手直しているのです。
お預かりしてなるべく早くお換えししようとやってはいますが、いまのところ納期は2ヶ月先。これ以上多くなると3ヶ月待ち、4ヶ月待ちになるかもm(__)m