4adba7ac.JPG桐たんすの場合、3段重ねになっているものがあります。

桐たんすの再生(洗い・リフォーム)を長くやっていると、4〜5年に一度くらい、重ね方を間違って使っているタンスにであいます。写真のが、それです。

一見すると、どこが間違っていると思われると思いますが、この写真の右側の側板に注目して下さい。3段重ねになってますが、中段に取り手があります。この段が、下段なのです。下の写真は正しく重ねたものです。金具の位置、見比べて下さい。

下段別の方法で知ることもできます。それは、それぞれの、一番したの面の幅が違うのです。このタンスの場合、上段・中段は4cm。下段(左写真)だけは7cmとしてありました。下の面幅が広いのは、下の方に荷重がかかるので、幅を広くしてあるのです。




以前、納品したら所で、「私の所のタンスじゃない」と言われて戸惑ったことが
あります。そのお客様のタンスを引き取る時には、バラしてあったので、当社の方
では、しごく当然に正しい重ねで仕上げ納品したのでした。中段と下段が入れ替わる
と、それは別物のタンスに見えます。

OK
引越等で、間違った重ね方になったと思いますが、正しく重ねてないと、たんすは傷みます。